以前、四声をマスターする方法について書きました。
ですが、四声以前に正しく発音ができなければなりません。
ということで、今日は中国語の発音をマスターするときに役立つ参考書を紹介します。
日本人にとって中国語の発音は難しい?
はっきり言いますと、激ムズです。
第二外国語で中国語の勉強を始めて、最初の挫折ポイントが発音です。
(そしてそのまま多くの者の単位が落っこちていきます…。)
では、なぜ中国語の発音が日本人にとって難しいのでしょうか。
中国語は母音が37個、子音が21個にたいして、
日本語は母音が5個、子音14個しかありません。
つまり日本語に存在しない音が多く、
発音したり聞き分けたりということに慣れていないので難しいわけです。
でも大丈夫です。
正しい方法で練習さえすれば、誰でも発音できるようになります。
では、練習の助けになるおすすめの参考書をご紹介します。
オススメ参考書①
CD3枚付 日本人のための 中国語発音完全教本 – 2017/9/16 盧尤 (著)
標準の中国語発音を、美しく正しく発音するためには、
Amazon商品詳細より…。
・口を大きく使うこと
・息をしっかり使いコントロールすること
・1音節の長さをしっかりとり、一定のリズムに乗ること
・音程の高低感覚を身につけること
・ピンインを正確に読むこと
が必要です。
この5つの要素を確実に身につけるためのコツをギュッと濃縮しました。
著者は中国人なので、ネイティブの発音の仕方を直接学ぶことができます。
音声はCDが付属されていますが、サイトからダウンロードも可能です。
Youtubeに発音レッスンの動画があるので、
本を購入される前に一度見てみるのも良いと思います。
おすすめ参考書②
基礎から学ぶ 中国語発音レッスン MP3 CD-ROM付き 2018/4/26 青木 隆浩 (著)
日本人が苦手とするポイントを知り尽くした日本人教師だからこそできる発音の徹底矯正トレーニング。中国語を初めて学ぶ方から、学習経験のある方まで、幅広い学習者に対応した中国語発音の決定版です。
Amazon商品詳細より…。
著者は日本人なので、日本人が中国語の発音を習得する際の壁を知っています。
日本人に特化した発音のテキストと言えます。
言葉による説明が豊富なため、「感覚で覚えるのが得意!」という人よりは、
「理屈を理解して覚えたい!」という人に向いているテキストです。
また、初学者だけでなく、一度勉強したことのある人に、
もう一歩理解を進めるうえで役立つテキストだと思います。
おすすめ参考書③
本気で学ぶ中国語(CD BOOK) 2009/11/20 趙玲華 (著)
本書は発音・会話・文法の力を基礎から一歩ずつきちんと身に付けるような内容になっています。本気で中国語をものにしたい人におすすめ。
Amazon商品詳細より…。
本気で学ぶシリーズは、文法的な説明だけでなく、
発音についても実は詳しく書かれているんです。
一冊の分量がかなりあるので、見た目に圧倒されそうになりますが、
中身は説明が簡潔で例文が豊富です。
発音から文法まで一貫して同じ著者の説明が受けられるので、
はまる人にははまる本だと思います。
とはいえちょっとくらい違ってもなんとかなる
中国語は発音が大事!と至る所で言われます。
もちろん大事なんです。
が、中国はとっても広くて訛りや方言がたくさんあります。
南の方だと、zh ch sh ri はそんなに強く発音しなかったり。
なので、ちょっとくらい違っても、伝えようという気合で若干カバーできる気がします(笑)
南の方の人と話したときに、
「你的中文真标准的!」(めっちゃ標準の中国語話すやんけ!)
と言われたことがあります。(嬉し。)
なので、常にみんながみんな標準語で話すわけではないです。
日本も方言の違いで盛り上がるように、
中国も方言の違いや、訛りの違いがありますし、それで盛り上がるみたいです。
アメリカ人の相声(中国の漫談)で、
「アメリカ人が中国語を話したときの中国人の反応が地方で異なる」ということをネタにしたものを見つけました。発音とってもきれいで、かつこんなに自由に中国語を使いこなせるなんて尊敬します!!ぜひ見てみてください☆
コメント