慶余年26話~27話、祈年殿行われた夜宴での范閑。重要人物の集まる中で、范閑らしさが爆発。范閑を見物する各々の反応も含め、たまらない展開でした☆
もてもての范閑
祈年殿で行われた夜宴には、慶帝、太子、二皇子、長公主、郭保坤、郭攸之(郭保坤の父)などが参列。祈年殿に向かう途中、郭保坤とばったり遭遇。郭保坤も招待されており、全身包帯巻きにされて以来久しぶりに范閑に会い、怒りに満ちた様子。
郭保坤は范閑を「身败名裂(地位も名誉も失うだろう!!!!)」と罵ります。
(郭保坤のおバカ息子っぷり、おバカだけど素直でもあるのでなんだかんだ可愛げがあります、笑 なんて罵られても、「はいはい。わかったよ。」って聞き流せちゃいます。)
そして庄墨韓。
庄墨韓は、何やら巻物を大切そうに持って登場。長公主の隣に構えます。
宴会が始まり、范閑だけが遠慮なく食事をしているところ、慶帝に呼ばれ皆の前に立ちました。范閑はいつもながら、跪きません‼
慶帝は、北斉国との件をねぎらい、お酒を上げました。
范閑が席に戻ろうとした時、二皇子が范閑をひきとめ慶帝に、春に行われる南慶国の科挙の主宰者を范閑にするというのはいかがかと提案しました。すると、太子も続き、范閑を推薦します。
二皇子も太子も范閑推しとあって、周りはざわざわ。二皇子派か太子派か~といった争いがある中で、二人の推しメンがまさか同じく范閑。慶帝にも可愛がられて、モテモテですね、范閑。
盗作疑惑
慶帝は、春の科挙まで時間があるから今決める必要はないということで、その場をおさめました。
が、庄墨韓がここで口をはさみ、話はあらぬ方向へ。
科挙の主宰者に范閑に推薦されるのは、太子の詩会で読んだの詩(杜甫の登高)が素晴らしく才能があるとと評価されているからなのですが、
庄墨韓は、言います。
上の四句は素晴らしい。しかし、下四句が問題である。
庄墨韓の師匠が亭州で作った詩とおなじである。盗作である。と。
大切に持っていた巻物には、例の詩の下四句が書かれていました。
郭保坤がすかさず、「このような盗作は恥であり、国のメンツを潰す行いであるから、京都を追い出そう~!(いぇいいぇい!)」と口を挟みます。が、「身败名裂とは庄墨韓と裏で図ったからではないか」と、あえなく范閑に反撃さます。郭保坤の立場が無くなりそうなとき、父の郭攸之がふわっと、「盗作かどうかは分からないが、そうなら罰しなければならない」と釘を刺しつつ息子をフォローします。(よき父親。郭保坤、お父さんを困らせちゃだめだよ。)
さてさて、盗作疑惑が持ち上がった范閑、どうする‼
まあ杜甫の詩まるパクリだから盗作なんだけどさ(笑)
范閑はこの窮地でどうしたかというと…
范閑らしさ爆発
范閑「这首诗,是我抄的。」
この詩は盗作である。と。認めました。
まさか!
これは杜甫の詩であると。
しかし、この世界に杜甫は居ないので、いつの時代か?と問われ、この世界のものではない。別の世界のものであると言うも、
夢の中で仙界をまわり、詩を覚えて帰ってきたのか?(笑)
と、笑われます。
まさか誰が、現代の記憶を持っていることを信じるでしょうか。
常識的に考えればおかしなことを言っていると窮地に立たされたように見えます。
范閑は、庄墨韓や郭攸之の挑発を受け、
「誰が夢の中からたった一首を覚えて帰ってきたと言った。」と。
(待ってました!!!!!!!!)
「紙を、!」「墨を、!」
候公公「もしや詩を読むのですか。では、私が書き留めましょう。」
候公公、嬉しそうです!!笑
李白の「将進酒」から、詠み始めます。
酒を飲みながら、ひたすら詩を詠みます。
もう、詠う詩、詠う詩、全て名作なので、皆、大きく表情は崩さないも、内心歓喜。范閑から、目が離せません。
さすがに庄墨韓は、自らの過ちを知り詩に感動したようで、泣きそうな表情ですが。
范閑は、三百以上の詩を詠みました。
この世界のどこに仙界があるだろうか。仙界が無いとするならこれらの詩はどこからきただろう。ならば、范閑自身が詠んだに他ならない。
と、盗作疑惑を晴らしました。
すっかり酔っ払い、その場に倒れこんだ范閑。
この後、部屋に帰るも、強力な酔い覚ましを飲み、鍵を盗みに行く計画を実行します。范閑のこの大胆さ、誰も真似できません。
范閑が、詩を詠み続ける場面、圧巻でした。『国破れて山河あり』の詞しか知りませんでしたが!!
それから候公公の生き生きした姿も見れて満足です。
ぜひ、みてみてください☆
コメント