庆余年を見始めました。
中国ドラマは、多くの作品が次から次へと生まれますが、
自分の嗜好にあうものってなかなか見つからず。
途中まで惰性でみて挫折したり、いまいちその作品の面白さについていけなかったり。
多くの人が見ている作品は、外れにくい。ということで、
2020年上半期視聴ランキングで2位の庆余年を見始めました。 そしてコロっとはまりました。(ちょろい。)
第一季と書かれていますが、第三季まで制作するとかしないとか…
2020年末には第二季の撮影を始めるそうなので、とりあえず第二季は確定みたいです。 第二季になっても、メインキャストの配役は変わってほしくないなぁ…。期待。
さて、
今1話から見始めて10話くらいまで来ました。
はじまり
文学史専攻の大学院生が、現代の概念で古代文学を解釈するという方法を取り入れたく、教授に申し入れますが却下されます。教授を納得させるために、自ら小説を書くことで、この方法が有益であることを説明します。
そしてこの院生が書いた小説の中の話(架空の歴史物)ということで物語が始まっていきます。
主要人物と配役
張若昀 范閑 (前世の現代人の記憶を持ったまま過去の時代に生まれた)
張慶 (大学院生)
(子役:韓昊霖)
李沁 林婉儿 (雞腿姑娘)
陳道明 南慶皇帝 (范閑の父親)
吳剛 陳萍萍 (鑒察院院長)
李小冉 李雲睿 (長公主、慶帝の妹、林婉儿の母)
李純 司理理 (京都醉仙居の頭牌)
辛芷蕾 海棠朵朵 (苦荷大師の弟子)
宋軼 范若若 (范閑の無血縁の妹)
感想
第一印象としては、演技力がとても高い!!
中国の時代劇はどれも演技力の高さに驚きますが、このドラマは群を抜いて高いと思いました。特に、范閑の子供時代を演じた韓昊霖。子供ですが、中身は大人と同じ。真剣に作品、役者の仕事と向き合っているんだろうなぁと。
大人范閑ももちろん素敵。
幼少期からとても賢い。相手の性格や相手の出方をきちんと見極めて、自分がどういう振舞いをしたら良いのかを常に考えています。物事に対する見方も普通の人とは違い、冷静に、先入観なしで見ています。
そして、人に接するときは、人は平等であるという気持ちを持っていて、偉ぶることも、偉い人に過度にへりくだることもなく、芯のあるところが人を惹きつけるのだと思いました。
その賢さは、皇太子主催の詩会でも発揮。
(現代の記憶がある范閑は杜甫の登高という詞を借用し)素晴らしい詩を読み、郭保坤・贺宗纬コンビをあっと言わせる展開はたまりません。
その詩は京都の偉い方々の耳にも入り、范閑の賢さはさらに多くの人を惹きつけることに。
詩会には参加せず、近くで范閑の様子をうかがっていた二皇子が、范閑が書く詩リアルタイムで知るために一句一句使いの者に伝達させる場面。使いの者たちが、廊下を小走りで、詩を詠みにくる様に、身分の高い方はなんて贅沢な人の使い方をするんだと、はっとさせられました。笑
それから、
范閑と林婉儿 (雞腿姑娘)のすれ違い、最後まで続いたらどうしよう~~。この伏線を最後まで続けるのは心ぐるしいよぉ~やめて~限界~!と思っていたのですが、無事、誤解が解けて一安心です。
杜甫の詩。登高。聞いたことあるような無いような。
漢文は、高校以来なじみが無かったですが、知るに越したことないなと。四字熟語や、有名な詩などドラマではよく使われるので、知っていた方がその人の人柄も解りますし、作品に対する理解も深まると思います。
日々勉強あるのみ~☆
杜甫 登高
Dù Fǔ Dēng gāo
風急天高猿嘯哀
fēng jí tiān gāo yuán xiào āi
渚清沙白鳥飛廻
zhŭ qīng shā bái niǎo fēi huí
無邊落木蕭蕭下
wú biān luò mù xiāo xiāo xià
不盡長江滾滾來
bù jìn cháng jiāng gŭn gŭn lái
萬里悲秋常作客
wàn lǐ bēi qiū cháng zuò kè
百年多病獨登臺
bǎi nián duō bìng dú dēng tái
艱難苦恨繁霜鬢
jiān nán kŭ hèn fán shuāng bìn
潦倒新停濁酒杯
liǎo dǎo xīn tíng zhuó jiŭ bēi
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