ご無沙汰しております^^
最近更新できずにいるブログですが、
読者登録がわずかに増え、PVもちょっとはあるということで
華流ドラマの国内での人気上昇の影響の恩恵を受けています。
ありがとうございます。
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さて、今日は中国語を学ばれている皆さんに、
中国語関連の仕事のキャリアの第一歩として挑戦し易いであろう
在外公館派遣員の中国語試験についてご紹介しようと思います。
在外公館派遣員とは?
外務省在外公館派遣員とは、労働者派遣法の下で、わが国の在外公館(大使館、総領事館、政府代表部、領事事務所)に原則2年の任期をもって派遣され、主として館務事務補佐などの実務面にあたる傍ら、国際社会での経験を積み、友好親善に寄与してもらおうとするものです。
具体的な仕事の内容は在外公館によって異なりますが、主に語学力を活用した様々な業務の支援を行うこととなります。これには公用出張者が来訪する際の空港における作業やホテルの予約及び会計、庶務などの部署での文書作成や対外的な折衝への立ち合いなどが含まれます。
令和2年4月1日現在、214公館に248名を派遣しています。
海外で働いてみたいけど、不安という方には、日本大使館・領事館で、日本から駐在している職員さんと仕事できることは、大変な安心材料です。また、給与面に置いても、およそ24万円~ということで申し分ない水準です。
試験について
1次試験内容
一般教養試験
日本語作文
適正テスト(心理テスト)
これら4つの試験がありました。
外国語筆記については、申し込みたい大使館・領事館が指定している言語を一つだけ選べます。
中国語を選択した方は、中国語での試験となります。
外国語筆記試験
中国語単語→日本語に翻訳 5題~
日本語単語→中国語に翻訳 5題~
長文翻訳
日本語→中国語
中国語→日本語
出題数は少なくとも各5題はありました。
単語帳に載っている単語と言うよりは、時事ネタや流行語が多い印象でした。
当時難しすぎて白目向きながらテスト終わりに書いたメモが残っていたので
惜しげもなく公開しようと思います。
(最近noteでこういった体験談を有料記事公開している方も多く良い小遣い稼ぎだなぁ…と羨ましい気持ちでいっぱいです。)
皆さんは答えられますか???
中国語 → 日本語
1 网格员
2 落伍
3 主题公园
4 环球影城
5 铲屎官
はい!どうでしょうか?
解るようなわからないような問題ばかり!
3と4は同じ話題なのでサービス問題感ありますね。
ちなみに5の铲屎官に至っては、グーグル翻訳に入れると「クソショベルオフィサー」とで出来ました、笑
(あながち間違いでもない…)
本来の意味は、犬猫のお世話をする人です。
ネット用語として使われはじめ、犬猫を寵愛して排泄の処理やお世話をする自分が、ペット様に支配される様を自虐的に言ったものらしいです。
わかるかい!!
日本語 → 中国語
1 パラリンピック
2 ファイザー
3 カップ麺
4 初黒星
5 警備員
当時、コロナやオリンピック関連のニュースが多かったのでこの出題内容でした。
長文翻訳
長文翻訳は、ニュース記事やコラムの数行を切り抜いて持ってきたような問題でした。
中国語から日本語は、三行くらいの文章で一問という構成の問題を2、3問でした。
日本語から中国語も同じような構成でした。
中国語の出題内容は、「デリバリーサービスの発達して便利だ~…病室にも届けられるようになって~…」みたいな内容で難しい単語はあまりで出来ませんでした。
日本語の内容も「日本の葡萄農家が、日本産ワインの製造に取り組む…」といった内容で、問題の難易度は高くないですが、いざ訳すとなるとあれ?となります。
長文翻訳は中国語の基礎力も大事ですが、実際に翻訳練習することも大事だと思います。
当時、これはやって正解だった!という勉強法があったので紹介します。
長文翻訳の勉強法
①ニュース記事やコラムなど、時事用語を含む翻訳素材を用意
私の場合は翻訳経験もなく中国語力も高くないので、まずはシンプルな文章から始めようと思い
NHKのやさしい日本語ニュース記事を題材にしていました。
やさしい日本語ニュースは内容がかみ砕かれているのと、文法がシンプルなので訳しやすいです。
②添削してもらう
語学の先生や、中国語話者の友人等、添削してもらえる方に添削してもらいましょう。
ハロートークやHiネイティブ等、無料で言語交換できるアプリもあります。
2つとも使用したことがありますが、ハロートークに関してはたくさんの方からメッセージが来て大変でした。また、日本人というだけでアンチコメントを送り付けられたりと治安が悪く、不快な思いもしました。
ですが、中には気の合う方もおり、何度か電話をしたりして楽しく過ごせました。気長に楽しむ分には面白いアプリです。
但し、ニュース記事の翻訳の添削となると良好な関係の友人作りに時間を取られ、勉強がはかどらない可能性があります。ですので、普段学校や職場、友人関係の中で頼める人がいる方はそっちの方が効率がよいと思います。
当時の私は、オンライン中国語レッスンを受けていました。
その中で、真面目に勉強に付き合ってくれる素敵な先生が居ましたので、その方にお願いしてレッスン時間内で添削をしてもらっていました。
オンライン中国語レッスンの感想はこちらの記事です↓

③復習
当たりまえですが、復習が一番大事です。
添削してもらった内容をもとにもう一度文章が書けるか復習します。
また、わからなった単語を覚えます。
地味ですが続ければ確実に力になります!
当時のノート↓
当時、このような感じで翻訳したものを、オンラインレッスンの先生に送り、
口頭で説明してくれたものを訂正、赤を入れていきました。
ひどい文章で恐縮ですが、最初から書ける人なんていないので自信もっていきましょう!笑
本番で書ければ問題ないので、それまでいくら間違えたってOKです!
試験を終えて
これから試験を受けようとしている方!
この試験は語学力も大事ですが、性格や人柄重視の試験だと思います。
語学の筆記試験は満点を取る必要はないと思います。
知り合いで派遣員に合格された方は、当時HSK4級だったそうです。(勇気がでます。)
筆記試験には作文や、心理テストがあります。
とりわけ作文は、自分の経験を踏まえて~など、人柄が出やすい部分でもあります。
(作文についての情報はネット上に転がってます!)
やはり、庶務として働くうえで、素直ではきはきした使いやすい人材が好まれるのではないでしょうか?
在外公館派遣員の仕事について、「ただの雑用だろ」というネガティブな意見もあります。
人によっては雑用に思うかもしれません。でも、雑用と感じる人は、もっと責任のあるポジションで働くことができると思っているからではないでしょうか?ならば、希望する職種を受けに行けばいいだけです。
個人のブログなので個人的意見を言うとすれば、在外公館派遣員の仕事の求められるレベルは高いわけではないけれどその権限の範囲内で任せてもらえる仕事は、その人次第ではないかということです。会社、組織に属すると、同じ役職でも、色んな仕事を安心して任せられる人と、任せたら面倒そうなので、もう頼みたくないなと思わせる人がいることをひしひしと感じさせられます。
働く側の気持ち次第でこの仕事は雑用にもなるし、やりがいがあり経験を積める仕事にもなると思います。
守られた環境で海外で働けて、職場の人は優秀な人ばかりで学ぶことがたくさん!小さな仕事に意味を見出して楽しみながら仕事をできるタイプ。環境に感謝できるタイプは一緒に仕事をしていて気持ちが良いと思います。
これから試験を受ける方の挑戦を応援しています☆
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